シニアから孫の3世代旅行でおすすめな場所は?観光場所や宿泊先を選ぶポイントも紹介

シニアから孫の3世代旅行でおすすめな場所は?観光場所や宿泊先を選ぶポイントも紹介
シニアのインサイト 投稿日:

シニアから孫の3世代旅行でおすすめな場所は?観光場所や宿泊先を選ぶポイントも紹介

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2023年8月に観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、2023年7月の延べ宿泊者数は5,282万人泊。この数字は、新型コロナウィルスの影響が出る前の2019年同月比で見ると1.5%増になったことから、コロナ禍前の水準を上回る結果となりました。

全国的に旅行に対して積極的な人が増えて、外出を控えていたシニアと孫の旅行を考える人も多いです。しかしながら、自分や子どもと趣味や嗜好が違う親を交えた3世代旅行を計画するのに苦労する人も少なくありません。

本記事では3世代旅行におすすめなスポットと、観光場所や宿泊先を選ぶときのポイントを解説します。3世代旅行をテーマにしたサービスを打ち出したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 3世代旅行におすすめのスポット5選
  2. 3世代旅行の場所を選ぶときのポイント5つ
  3. 3世代旅行で泊まる宿泊先を選ぶポイント3つ
  4. まとめ|8万人が集うシニア専用SNS「おしるこ」で3世代旅行のリサーチに役立てよう

1.3世代旅行におすすめのスポット5選

3世代共通で同じ趣味や嗜好があれば、スポット選びもスムーズに決まりやすいです。

しかし、家族の間で好みに違いがある場合は、体力が自分よりも少ないシニアや子どもを優先して旅行プランを決めることが多いです。ここからは、好みが同じでもそうでなくても楽しめる、3世代旅行におすすめスポットを紹介します。

1. 動物園・水族館

のとじま水族館
©のとじま水族館

動物や魚たちを身近で見られる動物園や水族館は、老若男女問わず旅行に人気のスポットです。

子どもは普段は見られない動物を近くで見ることができ、シニアは孫と手をつなぎながら笑顔で楽しく孫と一緒に過ごせます。また、シニアが孫に対して生き物や環境について教えられるメリットもあります。エサやり体験や水中ショーは、家族全員で参加しやすいので人気のイベントです。

動物園や水族館を選ぶときは、アクセスがよくバリアフリーに対応しているかをチェックしましょう。広いエリアを移動するので、トイレやベンチなどの休憩場所が充実しているかも重要です。さらに、事前にイベントが開催していないかも調べる必要があります。

2. 歴史体験テーマパーク

京都府の東映太秦映画村や広島県のみろくの里「いつか来た道」などのような、歴史を実際に体験できるテーマパークも3世代旅行に人気です。

シニアや大人は歴史の文化に触れるだけでなく、内容によっては懐かしさを感じられるでしょう。孫は歴史上の人物に扮したキャラクターや建物を楽しめます。シニアも懐かしい遊びや日本の話を孫に伝える良いきっかけを与えられます

歴史体験テーマパークも、動物園や水族館と同様にバリアフリーが充実しているかアクセスが良いかが重要なポイントです。そして、施設によっては、イベント参加の条件に年齢制限や身長制限を設けている場合があるので、家族が参加できるかどうかを確認する必要があります。

3. 博物館

年代を問わず楽しめる展示を提供する博物館も、3世代旅行におすすめです。

教育要素があるだけでなくエンターテイメントの要素もあります。子どもは新しい発見や学びに興味を持ち、大人やシニアは深い知識を吸収しながら文化的な体験を楽しめます。

恐竜の化石や動物の標本が展示されている歴史博物館や、アート作品に触れられる美術博物館が人気です。博物館の中には、家族で参加するワークショップや音声付きガイドによるサービスを提供しているところもあります。

4. 自然公園・国立公園

日光国立公園
日光国立公園

日本ならではの大自然と文化を体感できる自然公園や国立公園は、四季折々の自然や景色を楽しめる人気スポットです。

家族で草花や野生動物を観察したり、遊具で体を動かしたりするなどシニアや子どものペースに合わせて自由に遊べます。施設の中には、バーベキュー会場やスポーツ広場で食事や運動を楽しめるところもあります。

自然公園や国立公園に行く計画を立てるときは、季節や天候に合わせて服装や持ち物を用意することが大切です。夏であれば多めの飲料水や日差し除けを用意して、雨が降ったときのために別のプランを考えておくのがよいでしょう。

5. 温泉街

温泉街のぶらり旅も3世代旅行におすすめです。温泉街には温泉宿はもちろん、足湯やお土産店などが充実しているので、家族でリラックスしながら地域の文化を楽しめます。

宿泊施設では家族全員で名産品を使った料理を楽しんだり、露天風呂でリラックスしたりすることもできます。また宿泊施設によっては、卓球やカラオケなどアクティビティ施設が充実していたり、マッサージなどの美容サービスを提供しているところも多いです。

温泉旅行の計画を立てるときは、近隣の観光スポットへのアクセスしやすさ、温泉の効能について調べておきましょう。温泉宿に荷物を置いてから、周辺を散策したり車で移動したりすることもあり得ます。また、事前に温泉の種類や効能も調べておくと、健康や美容に関心が高いシニアに喜ばれるでしょう。

2.3世代旅行の場所を選ぶときのポイント5つ

次に、3世代旅行の場所を選ぶときのポイントを5つお伝えします。大切なのは、体力が大人よりも少ないシニアと子どもに焦点を当てて考えることです。

体力はもちろん、歩くスピードや休憩する頻度も大人と違います。計画を立てるときは、次の5つに注意してプランを考えましょう。

1. バリアフリー対応のところを選ぶ

まずは、スロープやエレベーターなどのバリアフリーが整っているかどうか確認しましょう。シニアにとって、バリアフリーが整備されているだけでも、安心感を得られます。また小さい子どもがいる場合は、ベビーカーで施設内を移動しやすいかもチェックしましょう。

とくに、疲れたときのために座れるベンチなど、手軽に利用できる休憩スペースや、バリアフリー対応のトイレがあるかも重要です。シニアが自分のペースで休むことで、家族全員が旅行を楽しめることにつながります

2. 移動の手間を少なくする

3世代旅行では、とくに移動の手間を少なくすることが大切です。シニアや子どもにとって、長時間の移動や複雑な乗換はストレスや疲れがたまる原因になります。移動の手間を無くして、移動中もなるべく快適にするプランを立てましょう。

移動手段に直行便や直通列車を利用する、観光地が近い場所に宿泊地を選ぶなどの工夫があります。また旅行先でタクシーやレンタカーを利用するのもよいでしょう。

3. 孫とシニアが触れ合う時間を確保する

普段からシニアと孫が触れ合う機会が少ない場合、3世代旅行はその貴重な時間を増やすチャンスになります。お互いが一緒に過ごしたいと考えているので、孫とシニアが一緒にいる時間を多く作りましょう。

たとえばシニアと孫が手をつないで散歩したり、一緒にお土産屋さんを自由に見て回ったりする時間を作るとよいでしょう。旅行先の景色や文化を背景に、孫とシニアが会話を交わしながら触れ合う時間を作ることで、世代間の絆を強くできます

4. 1人でリラックスできる時間を作る

3世代旅行の予定には、シニアが1人でリラックスできる時間を作っておきましょう。シニアは孫や子ども世代に比べて体力が少ないので、1人でゆっくり休ませる時間を取るのがおすすめです。特に1人または夫婦で暮らすシニアにとって、自分のペースで旅行を楽しめるシニアだけの時間を欲しがる場合もあります。

1人時間を作る方法として、たとえば、宿泊先の部屋をシニア用と家族用の2部屋に分けることで、シニアに1人でゆっくりと休む時間を提供できます。また、旅行の最終日に自由時間を設けて、シニアが1人で観光地を回れるようなプランを考えてもよいでしょう。シニアに1人の時間を作ることで息抜きが生まれ、旅行がさらに楽しいものになるはずです。

5. 行きたい場所を詰め込みすぎない

3世代旅行の計画を立てるときは「行きたい場所を詰め込みすぎない」ことが大切です。

シニアと子どもは体力が限られているため、頻繁な移動や長時間の観光は疲労を感じやすいです。行きたい場所が多い場合は優先順位をつけて、次回の旅行で訪れるなどの配慮が必要になります。

1日に訪れる観光地を絞ることで、各スポットでの滞在時間を長く取りつつ、休憩をはさみながら楽しめます。3世代旅行では、行きたい場所をたくさん詰め込みすぎず、各場所での体験を充実させることが重要です。

3.3世代旅行で泊まる宿泊先を選ぶポイント3つ

旅館

3世代旅行では宿泊先選びも重要になります。シニアによって、宿泊先を選ぶポイントは違いがありますが、代表的なポイントを3つお伝えします。

1. 部屋は2つ取るのがおすすめ

3世代旅行の宿泊は「部屋を2つ取る」ことがおすすめです。とくにシニア世代は、静かで落ち着いた環境で休むことを好む傾向があります。また、荷物の整理や着替えなどを誰にも見られたくないと考えるシニアも多いです。

部屋を別々に取ったとしても、3世代で一緒に過ごす時間をなるべく作りましょう。シニアが寝る時間や朝の身支度の時間以外は、家族一緒にロビーで一緒に過ごすのもおすすめです。

このように部屋を2つ取ることで、家族全員が自分たちのペースで過ごせるので快適な旅になるでしょう。プライバシーとリラックスを保つために、宿泊先の部屋選びは重要です。

2. お子さまメニューに対応できるのがおすすめ

3世代旅行では、それぞれの世代が楽しめる食事メニューを提供しているかを確認しましょう。とくに小さな子どもがいる場合は、お子さまメニューがあるか事前に調べる必要があります。

朝食には、バイキング形式を選ぶのがおすすめです。これにより、家族全員が自分の好みに合わせてメニューを選べるため、幅広い年齢層の食の好みに対応できます。さらに、一部の施設では、地元の食材を使ったご当地メニューや季節限定の特別メニューを提供しているところも多いです。

3. 観光地から近いところを選ぶ

3世代旅行の宿泊先は、移動の手間と時間を減らすために観光地から近いところを選びましょう。観光地の近くに宿泊することで移動時間を減らし、より多くの時間を観光やリラックスにあてられます。

観光地に隣接しているホテルや旅館を選べば、移動にかかる時間と労力を大幅に削減できます。宿泊先によっては観光地の割引チケットや、宿泊料と入場料がセットになった宿泊プランを用意していることも多いです。

4.まとめ|8万人が集うシニア専用SNS「おしるこ」で3世代旅行のリサーチに役立てよう

3世代の家族旅行は一人旅や親子旅行とは異なり、休憩場所や移動手段など考えるべきことが多いので、旅行計画を難しく感じる人も少なくありません。中には、専門家の協力を得て3世代旅行のプランを考えたい人もいるでしょう。

このような悩みを抱える人にサービスをアプローチするためには、まずは根本的な悩みを理解することから始めましょう。たとえばシニアへのインタビューやアンケート調査、旅行会社が提案する3世代旅行プランを徹底的にリサーチすると効果的です。

8万人以上のシニアが集うSNS「おしるこ」の活用は、シニア層へのアピールやファンの増加につながります。シニア向けサービスの展開を検討している方は、「おしるこ」でのSNSマーケティングに関する詳細情報を下記リンクからダウンロードして、ぜひ活用してみてください。

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