シニアのデジタルライフについて知れば、効果的なマーケティング戦略が見えてくる
シニアをターゲットとしたマーケティングといえば、新聞や折り込み広告など、アナログが中心という認識でいませんか?
しかし、令和の今、シニアマーケティングにおいてもデジタルの活用が重要性を増してきています。社会全体のデジタル化が進み、デジタルを使いこなすシニアが増えているためです。
そこで本記事では、シニアのデジタルライフについて詳しく解説いたします。
デジタルを活用したシニアマーケティングの方法についてもお伝えいたしますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.シニアのデジタルライフ
マーケティング戦略を考える前に、まずはシニアがどのようなデジタルライフを送っているのかを知りましょう。
なお、ここでいう「デジタルライフ」とは、コンピュータやスマホなど、ネットワークに接続するデジタル機器を利用した生活を指しています。
「シニアはデジタル機器を使えない」という考えはもう古い
近年、スマホを持つシニアがどんどん増えており、60代以上の人のスマホ所有率は90%を超えています。
参考:第1弾 2023年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査 (mmdlabo.jp)
スマホが普及し始めて間もない頃と比べると、シニア向けの機種やサービスも増えてきています。
「シニアはデジタル機器を使えない」というイメージは、もう過去のものであるといえるでしょう。
シニアのネット利用については、次の記事で詳しく解説しています。
デジタルシニアとは
デジタルシニアとは、スマホなどのデジタル機器を駆使し、インターネットを活用できるシニアを指す言葉です。スマホが普及するにつれて、インターネットを使いこなすシニアも増えてきました。
特に2020年頃からのコロナ禍において、外出の機会が減り、インターネットショッピングなどが急増したこともデジタルシニアが増加した背景と考えられています。
今やシニアにとって、デジタル機器は身近なものであるといえるでしょう。
デジタルシニアについてさらに詳しく知りたいという方は、以下の記事をご参照ください。
シニア向けデジタル市場は拡大している
現在、多くの企業がシニア向けのデジタル機器やデジタルサービスの市場に参入してきており、市場が拡大しています。その背景には、先ほどもお伝えしたとおりデジタル機器を使いこなすシニアが増加しているという社会的な変化があります。
また、少子高齢化、急激な人口減少が進んでいることも要因の一つです。
日本の人口は近年減少局面を迎えており、2070年には総人口が9,000万人を割り込み、高齢化率は39%の水準になると推計されています。また、団塊の世代の方々が全て75歳となる2025年には、75歳以上の人口が全人口の約18%となり、2040年には65歳以上の人口が全人口の約35%となると推計されています。
参考:我が国の人口について(厚生労働省)
シニアが増えていくにしたがって、シニア向けのデジタル市場も拡大していくと考えられます。
2.シニアのデジタルライフに欠かせない要素
若年層とシニア層では、デジタル機器やデジタルサービスに求められている要素が異なります。
ここでは、シニアがデジタルライフを楽しむために欠かせない要素をご紹介いたします。
①分かりやすい操作
新しい機器やサービスをシニアのデジタルライフに取り入れてもらうためには、操作が分かりやすいことが必要不可欠です。デジタルを使いこなすシニアも増えているとはいえ、若者と同じように使うことは難しいことも多いのが現状です。
複雑な操作が必要なく、直感的に操作できるものが好まれます。
②シニア向けのデザイン
シニア層にアプローチするには、シニアを意識したデザインを心掛けましょう。
シニアは若い世代と比べると視力が低下しており、色を識別しにくい、小さい文字が読みにくいなどの症状が現れていることがあります。背景色と文字色のコントラストを大きくする、文字サイズを大きくするなどの工夫が必要です。
シニアにストレスなく使ってもらうためには、デザインも非常に重要であるといえるでしょう。
③シニアの生活の質を上げるコンテンツ
シニア向けデジタル市場においては、生活の質が上がる機器やサービスが受け入れられやすいといえます。特に、コミュニケーションや健康管理などに関するものが人気です。
シニアの生活上の課題を解決したり、自立を支援するテクノロジーは「エイジテック」と呼ばれ、現在、市場規模が急速に拡大している分野です。
以下の記事では、エイジテックについて詳しく解説しています。
3.デジタルシニアへの効率的なアプローチ方法

ここまで、シニアのデジタルライフやシニアに受け入れられやすい要素についてご説明しました。
しかし、どんなに良いサービスを開発できたとしても、シニアに知ってもらい、使ってもらわなければ意味がありません。では、デジタルを使いこなすシニアに、効率的にアプローチするにはどうすればいいのでしょうか?
自社のサービスを多くのシニアに知ってもらうためには、Web広告が非常に有効であるといえます。Web広告にはいくつかの種類がありますが、特にシニアにも普及しているSNS広告がおすすめです。
SNS広告のメリットとしては
・ターゲットを絞って表示できる
・潜在層にアプローチできる
・拡散してもらえる
といった点が挙げられます。
SNS広告のメリットや成功のポイントについて詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
4.まとめ
「デジタルシニア」と呼ばれるデジタル機器を使いこなすシニアも増えており、シニア向けデジタル市場は今後ますます拡大すると考えられます。
シニア向けのデジタル機器やサービスを開発する際には、シニアの特徴をしっかり考慮して行うようにしましょう。
シニア層にアプローチするためにはWeb広告が有効であり、特にSNS広告がおすすめです。
SNSは、プラットフォームによってユーザー層が大きく異なっています。
シニアにターゲットを絞るのであれば、シニア向けのSNSを利用するといいでしょう。
「おしるこ」は50歳以上の方のみが利用できるシニア向けSNSであるため、シニア層に効率的にアプローチできます。
「シニアのインサイトを知りたい」「シニアへのアプローチは難しい」と課題をお持ちの方へ、有効なシニア向けSNSがあります。詳しくは以下をダウンロードしてみてください。